PR TIMESが「Twitterの利用動向調査」を行いました。アンケートの対象はソーシャルメディアを週1回以上するというユーザー1,481名(10代~60代の男女)とのこと。
この調査によると、企業のTwitterアカウントのフォロー解除理由の1位は「企業からの退屈な内容が続いたため」という回答が4割でした。
続いて、「頻繁にあり過ぎたため」という結果に。「登録した時よりも、関心が薄れたため」というのも3割の方が回答しているそうです。
つまり、割引情報を期待して登録したけど、そういった自分に当てはまる、お得な情報ばかりではなく、しかも頻繁にタイムラインに入ってくるという事でしょうか。
気軽につぶやけるため、会社側もどんどん新商品の告知などをつぶやいているのかもしれませんが、それがマイナスになりやすいみたいですね。
企業のTwitterアカウントをフォローした理由ランキング
また、企業のツイッターアカウントをフォローした理由の第1位が、「セール情報などのプロモーション情報を受け取るため」が圧倒的でした。
続いて、「新商品の情報」「ブランドのファンだから」という回答でした。
ちなみに「友達がすすめてくれたから」は意外と少ない 1.4%でした。
フォローしたきっかけは?
「会社のホームページや、ブログを見て」が35%でした。
「商品に書いてあった」が22%。この様に、商品のパッケージや同梱された紙などに書かれていたからという理由ですね。
「会社のメールマガジンを見て知った」
「Twitter内の広告を見て」「ネットニュースを見て」「タイムラインから」が続いています。
ユーザーがリツイートしたい、期待する情報は?
「お得なキャンペーン情報」56%
「新サービス」35%
「イベント情報」29%
「お役立ちノウハウ」25%
「スタッフの人柄など日記要素」8%
アンケートを見た感想
フォローの目的は、割引情報と、新商品の情報、それからイベント情報が欲しいからという方が多い様です。
期待しているのも、やはりお得なキャンペーン情報でした。スタッフの人柄など日記的な要素が少し入っているのは意外です。
直接自分に関係する割引情報を期待している方が多いみたいですね。
ただ、実際は関係ない情報がたくさん入ってきていて、やっぱり解除という流れが多いのかもしれません。
口コミなどの効果が高いイメージがあるソーシャルメディアですが、友達がすすめてくれたからという口コミ的な要素は少ないみたいですね。
フォローのきっかけは、ホームページや商品という事ですので、Twitterアカウント情報をしっかり記載しておきたいところです。
また、お客様リストを活用して、メールマガジンを継続されている方は、ツイッターへの誘導も効果的のようですね。
この様に、つぶやきを投稿しやすいツイッター特有の結果かもしれませんが、ブログ記事やメルマガ、SNS、ホームページでの記事投稿でも当てはまると思います。
日々の告知情報では、お役立ち情報と割引キャンペーンや、イベント情報などの組み合わせが良いのではないでしょうか。
ちなみに、お役立ち情報は、ただ書けばいいというわけではなく、コツがある様に思います。
例えば、工務店の場合は、お客様が疑問に感じているであろう点を記事にするという感じです。
こちらが専門的な難しい内容で、長文を書いても、おそらくあまり読まれません。
それよりも、よく質問される事があれば、それは悩んでいる方が多いと考えられます。
そこで、例えば「意外な落とし穴!水漏れを解消する方法」などの疑問を解消する内容を書いてください。
もしどうしても新サービスを紹介したいという場合は、お役立ちノウハウの後で「水漏れ解消の新サービスを始めました!」という新サービスの告知をさらっと行うと良いと思います。
最後に、僕もPhotoShopなどを発売されているアドビ社の情報に注目しているのですが、フォトショップなどのソフトの割引情報に期待しています。
また、Movble Typeなどのブログソフトのバージョンアップ情報や、割引情報が欲しいので、たまにチェックしています。
もちろん割引情報を活用させてもらった事も何度かあります。
優待の様なサービスを受ける事を期待されている方も多いと思いますので、こういったユーザーの心情などを考慮しながら、ソーシャルマーケティングに取り組んでみていただければと思います。
少しでも参考になりましたら幸いです。