ユニクロが2011年の9月に事業戦略の説明会で、今後の海外戦略について語りました。それは2020年には売上高を5兆円にするという目標です。
国内での成長は頭打ちが予想される中、海外での店舗を拡大する事で、新しい成長カーブを描いていくというものです。
これを達成するには、毎年5,000億のペースで売上高を伸ばしていかなくてはなりません。そのためには、年間で売上高20億円の店を300店舗で出店していかなくてはいけないんですね。
国別で考えると、中国で100店、韓国で50店、台湾で30店という様に、次々と出店を続ける必要があります。
人材の育成をしなくてはいけませんし、海外での人材を積極的に採用して、育てていかなくては店舗の成功はないとのこと。
かなり高い目標なのですが、それを達成するには、「まず必要な作業は何か?」を1つ1つ考えていき、それを愚直に実行する事で、達成に近づいていくことができるんですね。
これは、逆算をして考えるという思考法なのですが、私たちが目標を達成する場合にも応用できると思います。もちろん規模はそれぞれに合わせて考えていけばいいですし、大切なのは考え方です。
例えば、ホームページを運営して成長させていきたい場合、やらなくてはいけない事を書き出していきます。通販サイトの場合を考えて見ましょう。
目標が1ヶ月10万円の売り上げアップだったとします。1人のお客さんが購入してくれる金額である、客単価が1万円だった場合、10人に購入していただかなくてはなりません。
仮に、考えた結果、販売促進が足りないという結論になった場合、Googleアドワーズなどに表示されるPPC広告の利用を検討したとします。コンバージョン率(成約率)が2%だった場合は、500pvが必要になります。
つまり500人の中で、2%である10人が購入してくれれば、売り上げは10万円になります。クリック単価にもよりますが、広告費 (1クリック単価100円 × 500pv) と仮定して5万円程度だったとしたら、残りの5万円が利益になります。
もちろんこんなにきれいに結果を出すのは簡単ではありませんが、まず道筋を考えて、やってみる事が大切だと思います。あとで軌道修正をして、成果につながりやすいキーワードをみつける分析をすればいいだけです。
この場合、まず行うことは、Googleアドワーズなどで5万円の広告費を投入するという作業になります。
もちろん、広告費以外の経費などもかかると思いますが、あくまでも1つの例としてわかりやすく考えて、お話をさせていただいております。
目標のページ数を考えて、キーワードを意識しながらコツコツ記事を増やしていく
また広告費を払わずに、時間をかけてホームページを育てて生きたいという方も多いと思いますが、その場合でも必要な作業を考えるというのがポイントになります。
例えば、100ページあれば、5万円の売り上げになるというのであれば、200ページにすれば、2倍にはならなくても、売り上げはアップすると予想できます。
ちなみに、100ページあると、いろんなキーワードで検索されて、それぞれのページが入り口になってホームページにアクセスされるんですね。
もちろん単純にページ数があれば売り上げが上がるというわけではなく、記事の質や、キーワードを意識したり、関連語を含めた文章を書くなど、SEOライティングを意識しなくてはなりませんが、アクセスが増える事で、成約につながる事も多々あります。
そして、ページ数が必要である事がわかれば、どうやってページ数を増やしていけばいいのか?を考えます。
例えば、メモ帳などにとにかく書き出して、細かく分けて、1つのテーマで500文字くらいにして、10記事にするなど。
この様に考え方としては、売り上げを上げるには「何の作業が必要か?」をしっかり考えて、紙などに書き出して見える化をして、それをコツコツと実行する事が大切だと思います。
その目標を達成するには、何がそれを占めているのか?それら個々で見ると、何をすればいいのか?1ヶ月でやる作業は?1日では何時間それをすれば可能なのか?
こういった所まで書き出して、日々コツコツとこなしていく。毎回じっくり意識して行うのはしんどいので、とりあえず行う。というのが大切なのかもしれません。
あくまでも1つの考え方ですが、ホームページを育てていく場合はこういった方法で、目標を達成する事ができます。
これはユニクロの海外での成長戦略の考え方を参考に、自分で考えたホームページを育てるという1つの例ですが、目標から逆算して考えるというのはどんな場合にも応用ができると思いますので、自分に当てはめて考えてみていただければと思います。
少しでも参考になりましたら幸いです。